『OMO5 東京大塚』に泊まってみました。
『OMO5(オモファイブ)』とは、あの“星野リゾート”の新たなホテルブランド。
気になっている方も多いのではないでしょうか?
星野リゾートといえば、「星のや」「界」「リゾナーレ」など、高級リゾートをイメージしませんか。
でも新ブランド『OMO5』は、ちょっと違います。
コンセプトは「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」
星野リゾートの新生『OMO5』の魅力とは?
実際に泊まって確かめてきました。
この記事の目次
『OMO5 東京大塚』
『OMO5東京大塚』は、素泊まりなら1泊約7000円からと非常にリーズナブル。
ちなみに、同じ都市型のホテルでも、2016年同じ東京に開業した「星のや東京」の宿泊費は、1室7万8000円からと10倍以上もの価格差があります。
コンセプト「ターゲットは日本人旅行者」
意外にも(?)ターゲットは訪日外国人ではなく、日本人旅行者です。
しかもビジネス客ではなく、観光客だけをターゲットにしたホテルが『OMO5』です。
また、ホテル周辺の街歩きのお手伝いをしてくれる「ご近所専隊 OMOレンジャー」など、新たなサービスを展開している点も特徴的。
ホテルの部屋に宿泊するというより、「街に滞在する」という体験そのものを重視していることが伺えます。
客室「YAGURA Room」は秘密基地?
「YAGURA Room」と呼ばれる客室は、約19平方メートルの小ぶりな空間(3人まで対応可能)の中に、「滞在を楽しむための仕掛けをデザインした」というだけあって、とても機能的かつ個性的です。
目指したのは、「世界のホテルで見たこともないようなレイアウト」
■引用:星野リゾートHPより
確かに、見たこともない斬新な客室でした。
全部で125室ある客室は、ユニバーサルデザインのシングルルームが1室ある以外は、全てこの「YAGURA Room」です。
部屋の中央に『櫓(やぐら)が』あり、上がベッドスペース、下がソファスペースの2層構造です。
入り口で靴を脱いで入ります。
室内は畳敷き。
靴を脱いで畳に触れると、何だかホッと落ち着くんですよね・・・
でも、室内は”和室”ではありません。
現代の日本人のライフスタイルに合わせたレイアウトに・・・というだけあって、リビングのように寛げるよう、窓際には大きなソファスペースになっています。
3人で宿泊する場合は、ここをベッドとして使用。
ターゲットを旅行客に絞っているので、机や椅子はありませんでした。
部屋の中央にベッドスペースにつながる階段あり、収納スペースも兼ねています。
これは「箱階段」と呼ばれ、江戸時代の町屋などに見られる収納家具を現代的にアレンジしたものだとか。
こんな風に、予備の布団や冷蔵庫、セイフティボックスが収められています。
そうそう、階段はとても滑りやすいので、ご注意くださいね(^^♪
ベッドスペースは、とてもコンパクトです。
屋根裏部屋か寝台車のような雰囲気でしょうか。
常夜灯や読書灯、コンセントも完備されていますので、機能性には何ら問題ナシ!
ユニット式のバス・トイレではなく、浴室とトイレが別です。
浴室には洗い場があります。
マッサージ効果のあるシャワーヘッドがうれしい(^^♪
脱衣場はなく、おフロに入る時には、ロールスクリーンを降ろします。
ご覧の通り、壁面は枠組みを利用してさまざまな収納ができる「仕掛け壁」
壁面は90cm角の角材を組み合わせてデザインしているんだそうです。
仕掛けは、室内にとどまらず、オリジナルのタオルケースだって高機能!
部屋には、多彩な仕掛けが詰まっていて、まるで秘密基地のような楽しさに溢れています。
まず部屋の中に入ると、探検気分で仕掛け探しを楽しめちゃう(^^♪
決して広くない空間だからこそ、楽しさや快適さを追求するために、様々なアイデアを結集した結果が、『世界のホテルで見たこともないようなレイアウト=YAGURA Room』なのでしょう。
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OMOカフェ
フロントのある4Fフロアには、『OMOカフェ』があり、朝食はこちらで戴きます。
朝食は、OMOrning セット【ヴォロヴァン、サラダ orスープ、ドリンク】
「ヴォロヴァン」は、4種類のバリエーション(サラダ・ビーフシチュー・魚介フリカッセ・フルーツ)から選べます。
カジュアルなセルフスタイルですが、メニューも多彩に用意されていて、朝から夜まで楽しむことが出来ます。
朝食【 7:00am~10:30am(L.O.)】
ランチ【10:30am~2:00pm(L.O.)】
バータイム【3:00pm~11:00pm(L.O.)】
午後3時~ 午後5時までは、うれしい『ハッピーアワー』
スパークリングワインが、1杯500円です。
≪おつまみメニュー≫
・寿司酢の和風ピクルス
・雷リエット
・品川ポテト焼
・アサリとネギの深川ガレット焼き
・枝豆
・から揚げ
・ソーセージ盛り合わせ
・ミックスナッツ
・ガーリックトースト3本
・トリッパのパン粉焼き
・みつまめ
・雷おこし
・ブランマンジェ
・ラズベリームース
・抹茶あずき
本格的なパンやスイーツ類も揃っているので、テイクアウトして部屋でゆっくり楽しむというのもお薦めですよ。
「洋風メニューより、やっぱり和食が食べたい。」という方には、日本で唯一!朝から晩まで釜飯の食べられる喫茶店『ルノアール 大塚店』さんがおススメ☆⌒(*^ー゚)b
ホテルからは徒歩1~2分とすぐ近く、同じ大塚駅北口にあります。
サービス&OMOレンジャー
チェックイン、チェックアウトはセルフサービス。
アメニティ&設備
【備品類】テレビ、冷蔵庫、電気ケトル、加湿空気洗浄器、ドライヤー、セーフティボックス
パジャマや浴衣のサービスはありません。
カジュアルウエア(Tシャツ&パンツ)のレンタル【1着200円】が用意されています。
アメニティは、フロント脇の客室用エレベーター前に、レンタルウエアと共に、置いてあります。
5階に自動販売機コーナーがあり、自動製氷機・レンジ設置
コインランドリー:洗濯機(4.5kg)1回200円、乾燥機は30分/100円
「OMOベース」
そして、フロントのある4Fフロアは、「OMOベース」と呼ばれるパブリックスペースにもなっています。
まず、ホテルに行くにはエレベーターで4Fのパブリックスペース「OMOベース」へ。
エレベーターを降りるとすぐ横には、「ご近所マップ」があります。
2次元コードをスマホで読み取れば、グーグルマップでルート検索が出来ます。
OMOレンジャー
■写真引用:星野リゾートHPより
注目は、ホテルから徒歩圏内の「街」を深く知るためのサービス「Go-KINJO」のひとつ、「ご近所専隊 OMOレンジャー」。
実は、それぞれ得意分野があるそうですよ。
OMOグリーンは「散歩」、OMOレッドは「はしご酒」、OMOイエローは「昭和レトログルメ」、OMOブルーは「大塚のニューグルメ」、OMOパープルは「ナイトカルチャー」とか(^^♪
グリーンは無料。その他は、2時間で1人当たり【ガイド料1,000円(税込み)】です。
『OMOレンジャーと行くガイドツアー』の予約受付も始まりました。
周辺情報
『OMO5 東京大塚』のあるba01ビルは、東京で唯一の路面電車「都電荒川線」の線路に面しています。
ホテルのすぐ脇を、路面電車がゴトゴトと走り抜けて行きます。
「OMOベース」(フロント&OMOカフェ)や客室からも、路面電車の走るのんびりとした風景を眺めることが出来ますよ。
ホテルと同じba01ビルの2Fにはシズラー、1Fには「エイトディスカフェ」が同時にオープンしました。
大塚とは思えない!?スタイリッシュなカフェは、朝から晩まで楽しめます。
また、都電の線路を渡った向かい側には、やはりホテルと同日オープンした「東京大塚のれん街」があります。
ちょっとディープな大塚を体験できるかも!?
OMO5と共に、大塚の街は進化しています。
◆◇◆お役立ち情報◆◇◆
◆池袋駅周辺(巣鴨・大塚)おすすめ≪ベスト8≫人気のカフェや美味しい穴場スポット
◆東京「食べ放題」最新トレンドスポット厳選!Newオープンも焼肉もランチバイキングも、安いけどお洒落なお店
◆東京Newオープン★最新トレンドスポット≪総集編≫デートに使える!インスタカフェ&話題のスイーツ
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星野リゾートの高級なイメージとは、一味違ったカジュアル路線の『OMO5』は、コストを削減しながら、同時に快適さを追求した「究極のホテル」。
プライベートな空間である「客室」は、狭さを感じさせない機能性と、秘密基地さながらの仕掛けが満載で、想像以上に快適な滞在を楽しめます。
ただし、櫓式のロフトがあるため、客室ではぶつからないようにと頭を下げたながら移動することが多く、何となく窮屈感は否めません。
フロント階の『OMOベース』や『OMOカフェ』など、伸び伸びと寛げる温かみのある空間がやはり必須なんだなと感じました。
JR山手線の大塚駅前という好立地にあって、1泊7000円~という価格ですから、コスパは抜群ヾ(๑◕∀◕๑)/
大塚という街の持つ雰囲気と上手く融合し、旅行者を地域へと導いて行く・・・OMOはそんなベース基地の役割を果たしているようです。
決してラグジュアリーではないけれど、温かみを感じるホテル。
そんなところも『OMO5』の魅力でしょう。
「世界のホテルで見たこともないような斬新なホテル」を、ぜひ体験してみてはいかが?
豊島区北大塚2-26-1 ba01ビル
電話宿泊予約(星野リゾート予約センター)
0570-073-022 ≪9:00~20:00≫