「柏の葉T-SITE」は、施設の内も外も、それこそ全部が≪Books & Cafe≫そのものといえます。いたる処に色々な椅子やソファーがあり、ほぼ全ての場所でコーヒーとともに、思い思いに本を手を取って自由に読むことができるようになっています。
蔦屋書店さんを中心に、全てのショップには仕切りではなく書棚があり、並べられている本はテーマごとに対応しています。
ただ物やサービスを売るだけのショップではなく、スタイルをイメージしやすくする仕掛けになっているのでしょう。
本に包み込まれるような空間の真ん中には『STARBUCKS(スターバックス)』があって、AM8:00からOPENと、朝からコーヒー片手に本を読むも良し、パソコンを持ち込んで仕事だって出来ちゃいます。
(≧∇≦)ъ ナイス!
昨今、聞かれるようになった言葉の一つに「サード・プレイス」があります。
「都市生活者には、3つの場所が必要である。仕事を終えて家に帰るだけでなく、その中間をつなぐ一息つける場所がサードプレイスだと。例えばスタバのようなカフェや居酒屋で一杯など・・・」と、ちょっと言葉が独り歩きしている感があります。
■ファースト・プレイスとは、家=自宅で生活を営む場所
■セカンド・プレイスとは、職場など多くの人が一日の大半の時間を過ごす場所
本来の“サード・プレイス”とは本来「より創造的な交流が生まれる場所」という定義ですが、この言葉だけ聞いてもイメージしにくいですね。
ちなみにオルデンバーグの「サード・プレイス」の定義は以下の通り
- 無料あるいは安い
- 食事や飲料が提供されている
- アクセスがしやすい、歩いていけるような場所
- 習慣的に集まってくる
- フレンドリーで心地良い
- 古い友人も新しい友人も見つかるようなところ
なるほど☆⌒d(*^ー゚)b
私たちの役割は、例えば妻とか母親といった一面的なものではなくなってます。仕事もオフィスや工場といった場所とは限らず、Kaoruのように組織に所属せず、オフィスもあるけれどノマドでもある・・・とか
在宅ワークやノマドワーカーも増えている昨今、家=ファーストプレイス、職場=セカンドプレイスという明確な区切りも意味をなさなくなると思います。
人口減少の進む日本ですから、個々の役割も多重的・複合的になるのも当然の流れですね。
例えば、子供を持つ親であっても、カフェで一人で過ごす時間が、その人にとって欠かせないリフレッシュタイムだったり、ファミリーで一緒に楽しむ時間もとても大切なものだったりと、役割もライフスタイルも変わっていくでしょう。
物には充分満たされた時代に生きる私たちが必要としているのは、忙しく慌ただしい日常をちょっとだけ離れて、心地良く過ごせる『サード・プレイス』なのではないでしょうか。